高橋和巳
( たかはし・かずみ )精神科医。医学博士。1953年生まれ。福島県立医科大学卒業後、東京医科歯科大学神経精神科に入局。大脳生理学・脳機能マッピング研究を行う。都立松沢病院で精神科医長を退職後、都内でクリニックを開業。カウンセラーの教育にも熱心で、スーパーヴィジョンを行っている。著書に『「母と子」という病』(ちくま新書)、『子は親を救うために「心の病」になる』『人は変われる』(ちくま文庫)、『新しく生きる』『楽しく生きる』(共に三五館)等がある。
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「悲しくて泣きくずれている自分の姿を、わたしは後ろから見ていました」と彼は話し始めた。自分をまるで他人であるかのように眺める、その不思議な体験から悩みの解決が始まった。苦悩する心はどのように解決に向かうのか。精神科医である著者が、心の深遠を解き明かす。
プロローグ カウンセリングの中で起こる不思議な現象
第1章 正確に理解された時にだけ、心は動く
第2章 心を守るために大切な制限
第3章 守ってきたものが壊れる―「心の死」
第4章 心をはなれて、生きる
エピローグ
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