斎藤貴男
( さいとう・たかお )ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者を経てフリーに。さまざまな社会問題をテーマに精力的な執筆活動を行っている。『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)で第三回いける本大賞受賞。著書に『日本が壊れていく』(ちくま新書)、『「心」と「国策」の内幕』(ちくま文庫)、『機会不平等』(岩波現代文庫)、『『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡』(朝日文庫)など多数。
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国ぐるみの規模で心がコントロールされる実態。いま、熱く見つめられる「日本国民」の心。消費欲を高めるために、労務管理のために、治安のために…。「改革」の名の下に剥き出しになった弱肉強食の世界で、いま人々の内面が利用される様を徹底取材する。
第1章 “心”で生産性を高める(掃除で「心を磨く」
「心を測る」ハイテク狂想曲
「心の病」を排除せよ)
第2章 “心”を操る教育(「心のノート」を歌う
“心”の授業
『心のノート』の浸透―国会から校長まで ほか)
第3章 支配される「日本人」の“心”(水は心を知っているのか?そして神道
ポジティブな心、心の東京革命、監視カメラ実験
教育のヤスクニが祀るのは ほか)
最終章 新自由主義が支配する“心”の正体
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