ジョン・R・サール
( さーる,じょん・R )1932年生まれ。アメリカの哲学者。ウィスコンシン大学に入学後、オクスフォード大学にて学士、修士、博士号を取得。帰国後、カリフォルニア大学バークレー校の助教授となり、のちに同校教授。言語哲学を出発点として、心の哲学に関心を広げ、生物学的自然主義の立場からさまざまな論争を繰り広げる。2000年、ジャン・ニコ賞を受賞。2004年、米国人文科学勲章を受章。おもな邦訳書に、『言語行為』『志向性』『意識の神秘』などがある。
loading...
3,080
円978-4-480-84279-4
0010
2008/03/25
四六判
416
頁はたして「心」を持ったロボットは作れるのか?この幻想を徹底して打ち砕き、人工知能プロジェクトの愚かしさを暴き出す。哲学者ジョン・サールの挑戦。
第1章 心の哲学はなにが間違っているのだろうか
第2章 唯物論の最近の歴史―同じ誤りをくりかえす
第3章 呪縛を断つ―シリコンの脳・意識をもつロボット・他者の心
第4章 自然の内部での意識の位置
第5章 還元主義と意識の還元不可能性
第6章 意識の構造―入門的考察
第7章 無意識とは何か、そして意識とどう関係しているのか
第8章 意識、志向性、「背景」
第9章 認知理性批判
第10章 心の哲学にとっての本来の研究
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。