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単行本

吉本隆明という「共同幻想」

吉本を読んでなくても面白い!

戦後最大の思想家、吉本隆明。だが、その思想は「正しく」理解されていたのだろうか。難解な吉本思想とその特異な読まれ方について、明快に論じ切る!

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84300-5

Cコード

0010

整理番号

2012/12/05

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

吉本隆明。戦後最大の思想家?本当だろうか?「学生反乱の時代」には、多くの熱狂的な読者を獲得し、少なからぬ言論人や小説家が多大な影響を受けた。だが、その文章は「正しく」読み取れていたのだろうか。その思想は「正しく」理解されていたのだろうか。難解な吉本思想とその特異な読まれ方について、明快な筆致でずばりと論じ切った書き下ろし評論。

目次

序章 「吉本隆明って、そんなに偉いんですか?」
第1章 評論という行為
第2章 転向論
第3章 「大衆の原像」論
第4章 『言語にとって美とはなにか』
第5章 『共同幻想論』
第6章 迷走する吉本、老醜の吉本
終章 「吉本隆明って、どこが偉いんですか?」

著作者プロフィール

呉智英

( くれ・ともふさ )

1946年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。マンガ評論、知識人論などの分野で執筆活動を展開。主な著書に、『封建主義者かく語りき』『バカにつける薬』『言葉の常備薬』『賢者の誘惑』『健全なる精神』(以上、双葉文庫)、『ホントの話』(小学館文庫)、『マンガ狂につける薬 二天一流篇』(メディアファクトリー)、『つぎはぎ仏教入門』『吉本隆明という「共同幻想」』(以上、筑摩書房)などがある。

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