僕の大好きなラッセルが主人公の漫画。
物語の中には単純化、創作された部分もあるが、数学の基礎の探求に情熱を注いだ人たちの活躍は十分わかる。
確かなものを求めて論理学者としての道を歩んだラッセルの他、新たな論理学を創ったフレーゲ、集合論の力を示そうとしたカントール、論理学を基礎にして数学を確かなものにしようと考えたヒルベルト、彼を失望させることになる「不完全性定理」を証明したゲーデル等々、様々な数学者、哲学者の情熱がラッセルの語る物語を通して我々読者に伝わってくるのである。そして、この漫画のもうひとつの見所である「狂気」についても読者は戦慄を覚えるだろう。
ラッセルマニアや論理学、数学の基礎に興味のある人におすすめしたい一冊。
物語の中には単純化、創作された部分もあるが、数学の基礎の探求に情熱を注いだ人たちの活躍は十分わかる。
確かなものを求めて論理学者としての道を歩んだラッセルの他、新たな論理学を創ったフレーゲ、集合論の力を示そうとしたカントール、論理学を基礎にして数学を確かなものにしようと考えたヒルベルト、彼を失望させることになる「不完全性定理」を証明したゲーデル等々、様々な数学者、哲学者の情熱がラッセルの語る物語を通して我々読者に伝わってくるのである。そして、この漫画のもうひとつの見所である「狂気」についても読者は戦慄を覚えるだろう。
ラッセルマニアや論理学、数学の基礎に興味のある人におすすめしたい一冊。