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単行本

超国家主義

——煩悶する青年とナショナリズム

昭和初期を中心に、青年たちはなぜ超国家主義に魅入られ、時にテロルへと走ったのか。安藤輝三ら二四名の人物に光を当て、その行動の原理と心情を探る!

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84316-6

Cコード

0012

整理番号

2018/03/27

判型

四六判

ページ数

272

解説

内容紹介

救いは、国家との合一!?人生に苦悶し、不安に苛まれた戦前期の青年たち。救いを希求し、政治活動へと傾斜したその帰結とは?形を変えながらも、現代日本に今なお伏流する超国家主義、その核心に迫る!

目次

第1章 自然とユートピア
第2章 愛と恍惚の全体主義
第3章 不平等・革命・テロ
第4章 敗北のパトス
第5章 弾圧
終章 煩悶と超国家

著作者プロフィール

中島岳志

( なかじま・たけし )

1975年大阪府生まれ。大阪外国語大学外国語学部ヒンディー語学科卒業後、京都大学大学院博士課程修了。現在、北海道大学准教授。学術博士(地域研究)。2005年、『中村屋のボース-インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社)でアジア太平洋賞大賞、大仏次郎論壇賞を受賞。著書に『パール判事―東京裁判と絶対平和主義』(白水社)、『インドの時代――豊かさと苦悩の幕開け』(新潮社)、『ナショナリズムと宗教-現代インドのヒンドゥー・ナショナリズム運動』(春風社)などがある。

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