ミシェル・フーコー
( ふーこー,みしぇる )1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。
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3,080
円978-4-480-84712-6
0010
2002/09/05
四六判
280
頁ギリシア哲学において真理を語る者の役割は、どのような“問題”を構成していったのだろうか。真理に関して、カントの考古学、ニーチェの系譜学、ウィトゲンシュタインの「ゲーム」の理論をうけつぎながら、真理を語る=パレーシアという語が使われる状況を歴史的に分析・考察し、真理を語る主体と他者との関係から構成される問題に焦点を当てたフーコー最晩年の重要概念。
第1章 パレーシアについて―一九八三年一〇月一〇日の第一講義
第2章 エウリピデスにおけるパレーシア
第3章 民主制の危機におけるパレーシア―一九八三年一一月一四日の第四講義
第4章自己の配慮としてのパレーシア
第5章 グレコ・ローマン期のパレーシア―一九八三年一一月二一日の第五講義
第6章 自己の技術―九八三年一一月三〇日の最後の講義
結論 “問題構成”について
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