古田博司
( ふるた・ひろし )1953年生まれ。筑波大学人文社会系教授。専門は政治思想・東アジア政治思想・北朝鮮政治・韓国社会論。著書に『朝鮮民族を読み解く』(ちくま学芸文庫)、『日本文明圏の覚醒』(筑摩書房)、『「紙の本」はかく語りき』(ちくま文庫)、『東アジア・イデオロギーを超えて』(新書館)など。
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間断なく進行する知的レベルの低下、価値観の端末の増加による価値判断の多様化、そして国家理性の欠如と繰り返される共同体へのノスタルジー…東アジアの異時代国家群に囲まれて立ちすくむ日本の現実を検証する。
第1章 日本のレアリズム(蔵出し中華文明論
国風のある風景
日本文明圏における男女の深淵)
第2章 日本文明圏の現在(廃墟を疾駆する狩猟民
ニヒルなポストモダン社会の誕生
中枢から端末へ)
第3章 日本文明の再発見(モダンな時代概念が覆い隠していたもの
モダンな時代の擬似科学
甦るティーゼーション文化)
第4章 日本文明圏の国際政治学(ポストモダン時代の東アジア
日本の反対側からみた中華文明圏
別亜としての日本文明圏)
第5章 近代日本の終焉とその超克(モダンの清算
ポストモダン時代の創造的破壊
神々の夜明け)
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