エレン・ラペル・シェル
( らぺる・しぇる,えれん )アメリカの調査ジャーナリスト。Atlantic Monthly誌を中心に、New York Times、Washington Post等、多数のメディアに執筆。著書に『太りゆく人類』(早川書房)他。
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2,090
円978-4-480-86407-9
0036
2010/12/09
四六判
352
頁100円ショップ、格安ブランド、量販店にファストフード―価格破壊は、時に企業努力の賜物として美談にすらなる。だが、それは本当にお買い得なのか。なぜそれほどの値下げが可能なのか。われわれはなぜ「激安」に踊らされてしまうのか。本書は、安売りチェーン発祥の地アメリカで、価格戦争がいかなる進化を遂げてきたかをたどる。その魔の手はいまや日本のみならず世界に広がり、経済・社会・文化を蝕みつつある。際限のない値下げ戦争がもたらすのは、格差の増大、賃金デフレ、経済破綻…いずれもすでに起こっている現実だ。緻密な取材から「価格の真実」とその驚くべき罠を暴き出す。全米を震撼させた話題のノンフィクション。
第1章 安売り大国の誕生
第2章 激安商法の創始者たち
第3章 こうして価格に騙される
第4章 アウトレットの策略
第5章 値下げという集団狂気
第6章 職人の死
第7章 ますます貧しくなる生活
第8章 安い食べ物の落とし穴
第9章 双頭の竜―アメリカと中国の結託
第10章 正しい価格を求めて
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