前川直哉
( まえかわ・なおや )1977年兵庫県生まれ。東京大学教育学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在籍中。現在、灘高等学校教諭(日本史)、および大学非常勤講師。専門はジェンダーとセクシュアリティの社会史。共著に『「育つ・学ぶ」の社会史――「自叙伝」から』(藤原書店)、『セクシュアルマイノリティをめぐる学校教育と支援』(開成出版)などがある。
loading...
「男の友情」は男にしか分からない…。そんな“絆”も、じつは歴史の産物だった。明治時代までさかのぼり、学生の間ではやった「男色」の、その後も展開を追う。いまの男女問題を解くヒントに満ちた、画期的な考察。
第1章 「学生男色」の時代
第2章 「やったか、やってないか、それが問題だ」
第3章 女学生の登場と「男同士の恋」
第4章 「男色」から「男の友情」へ
第5章 「同性愛者」の誕生
第6章 締め出される女性と「ボーイズ・ラブ」
終章 「男の絆」から「人びとの絆」へ
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。