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単行本

ヤンキーと地元

——解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち

沖縄のヤンキーたちはどのような現実を生きているのか。暴走族の若者たちとのつき合いに始まり、一〇年以上にわたって調査をしてきた社会学者がその実態を描く。

沖縄書店大賞沖縄部門大賞(第六回)

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-86465-9

Cコード

0095

整理番号

2019/03/22

判型

四六判

ページ数

304

解説

内容紹介

生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、沖縄の若者。その出会いを原点に、沖縄での調査は始まった。生きていくために建設業や性風俗業、ヤミ仕事に就いた若者たち。10年以上にわたって、かれらとつき合ってきた社会学者の、かつてない記録の誕生!

目次

第1章 暴走族少年らとの出会い(広島から沖縄へ
拓哉との出会い ほか)
第2章 地元の建設会社(裕太たちとの出会い
沖組という建設会社 ほか)
第3章 性風俗店を経営する(セクキャバ「ルアン」と真奈
「何してでも、自分で稼げよ」―洋介の生活史 ほか)
第4章 地元を見切る(地元を見切って内地へ―勝也の生活史
鳶になる ほか)
第5章 アジトの仲間、そして家族(家出からアジトへ―良夫の生活史
「自分、親いないんっすよ」―良哉の生活史 ほか)

著作者プロフィール

打越正行

( うちこし・まさゆき )

打越正行(うちこし・まさゆき):1979年生まれ。社会学者。首都大学東京人文科学研究科にて博士号(社会学)を取得。現在、和光大学現代人間学部専任講師、特定非営利活動法人 社会理論・動態研究所研究員。本書の他に、共著として『〈生活?文脈〉理解のすすめ──他者と生きる日常生活に向けて』(北大路書房、2024年)、『地元を生きる──沖縄的共同性の社会学』(ナカニシヤ出版、2020年)、『最強の社会調査入門』(ナカニシヤ出版、2016年)などがある。

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