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単行本

監督 小津安二郎〈増補決定版〉

小津映画の魅力を構成する真の動因は何か? 神話の呪縛から瞳を解き放ち、映画の現在に小津を甦らせる画期的著作。生誕百年を機に新たに三章(一二九枚)書下し。

定価

4,180

(10%税込)
ISBN

978-4-480-87341-5

Cコード

0074

整理番号

2003/10/06

判型

A5判

ページ数

360

解説

内容紹介

小津映画の魅力を構成する真の動因は何か?人々がとらわれている小津的なるものの神話から瞳を解き放ち、映画の現在に小津を甦えらせる画期的著作。生誕百年を機に新たに三章(129枚)を書き下ろし増補する。名キャメラマン厚田雄春と『美人哀愁』の主演女優井上雪子へのインタヴューほかを併録。別丁口絵写真40頁130点。

目次

序章 遊戯の規則
1 否定すること
2 食べること
3 着換えること
4 住むこと
5 見ること
6 立ちどまること
7 晴れること
8 憤ること
9 笑うこと
10 驚くこと
終章 快楽と残酷さ

著作者プロフィール

蓮實重彦

( はすみ・しげひこ )

1936年東京生まれ。60年東京大学仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『監督 小津安二郎〔増補決定版〕』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』ほか多数。

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