四方田犬彦
( よもた・いぬひこ )四方田 犬彦(よもた・いぬひこ):1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人。著作に『見ることの塩』(河出文庫)、翻訳に『パゾリーニ詩集』(みすず書房)がある。
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『日本の夜と霧』『絞死刑』『愛のコリーダ』『戦場のメリークリスマス』『御法度』にいたるまで、デビュー以来つねに時代の中心に位置してきた鬼才・大島渚。日本映画史の第一人者が、敬愛と感謝の念をこめて、大島作品の全貌を論じる。
日本と逆に。日本に
宴会と配役
異形の俳優たち
競いあう歌、歌。
単独で歌う者
ぞっとするほど美少年
初期とは何か
太陽の帝国
原初の死者
なぜ映画を撮れないのか
アブジェクトとしての捕虜
われらが他者なる朝鮮
唐がらしを煮詰める
朝鮮人R
交換と反復
強姦こそわが人生
見つめる女たち
シノ、サダ、セキ
事後性について
日本映画のなかの大島渚
枢軸の影
大島渚と同時代であること
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