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単行本

ヨーロッパ近代芸術論

——「知性の美学」から「感性の詩学」へ

定価

4,400

(10%税込)
ISBN

978-4-480-87414-6

Cコード

0070

整理番号

2023/09/28

判型

四六判

ページ数

512

解説

内容紹介

近代はそれまでの西欧社会のパラダイムを決定的に覆した。古代への憧憬、自然回帰、産業革命、怪奇趣味……「我々の時代の幕開け」を多面的に考察する芸術論集。

目次

1 近代の誕生(近代芸術の社会学序論―芸術家とパトロン
十九世紀初頭の西欧社会 ほか)
2 芸術と革命の近代(芸術の人間的機能
ゴヤと近代芸術の革命 ほか)
3 ロマン主義と想像力(ロマン主義とその時代
ロマン主義の創造力―十九世紀文化論 ほか)
4 近代における絵画と文学(「詩は絵の如く」の伝統をめぐって
詩と絵画―変貌する裸婦像 ほか)
5 作家とは何者か(ドラクロワにおける芸術家像
『知られざる傑作』をめぐって ほか)

著作者プロフィール

高階秀爾

( たかしな・しゅうじ )

高階 秀爾(たかしな・しゅうじ):1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954ー59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。国立西洋美術館館長、日本芸術院院長、大原美術館館長を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本芸術院院長。専門はルネサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術、西洋の文学・精神史についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。主著に『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫、芸術選奨)、『名画を見る眼』(岩波新書)、『日本人にとって美しさとは何か』『ヨーロッパ近代芸術論』(以上、筑摩書房)、『近代絵画史』(中公新書)など。エドガー・ウィント『芸術の狂気』、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』など翻訳も数多く手がける。

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