鬼海弘雄
( きかい・ひろお )1945年山形県生まれ。法政大学文学部哲学科卒業後、遠洋マグロ漁船乗組員、暗室マンなどのさまざまな職業を経て写真家に。1973年より浅草で撮り続けている肖像写真群は『王たちの肖像』『や・ちまた』『PERSONA』『Asakusa Portraits』などの写真集に集成されている。長年にわたりテーマを追い続ける厳格な表現行為で知られ、インドや東京各地を撮り重ねるシリーズも継続中。随筆の著書も『印度や月山』(白水社)『眼と風の記憶』(岩波書店)などがある。
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東京下町から海外まで、カメラを携えて街を歩く。目的もなく時間を気にせず足の赴くままに。目に入った光景を書とめた文章と写真が織りなす、視覚と言葉の世界。
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