太田治子
( おおた・はるこ )太田 治子(おおた・はるこ):1947(昭和22)年神奈川県生まれ。明治学院大学英文科卒業。父は太宰治、母は『斜陽』の主人公・かず子のモデルと言われた太田静子。67年、紀行文「津軽」で婦人公論読者賞受賞。86年『心映えの記』で坪田譲治文学賞受賞。著書に『母の万年筆』『石の花 林芙美子の真実』『時こそ今は』『湘南幻想美術館 湘南の名画から紡ぐストーリー』『幻想美術館 名画から紡ぐストーリー』他多数。
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明るさとはうらはらの自殺願望と孤独感。強烈な個性がもたらす毀誉褒貶。綿密な取材を重ねて探る、真正直で一途で可愛らしい、新たな芙美子の姿。
芙美子との出会い
『放浪記』
パリへ
パリの恋人
『面影』の人
金魚の芙美子
天上の愛・地上の愛
いざ東京へ
島の男
二人の男
美しい町
古い鏡台の前で
父との再会
ダゲール街の下駄の音
樺太ゆき
女ごころ
『黄鶴』
リュックサックをしょって
新しい男性
新体制と女たち
十二月八日
『フローベルの恋』
南の島
南方の恋人
歌集『従軍』
ジャカルタの夢
信州角間温泉の花
『夢一夜』
女復員兵のこれから
『晩菊』と『水仙』
『浮雲』は流れる
屋久島
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