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定価

5,390

(10%税込)
ISBN

978-4-480-88527-2

Cコード

0023

整理番号

2010/02/10

判型

四六判

ページ数

928

解説

内容紹介

徳川幕府の「幕末」と明治薩長藩閥政治の終わり「閥末」。自らの大きな役割を果たしつつ、二つの激動期を生き抜いた勝海舟。膨大な資料精査と長年の勝海舟研究の成果を基に、その全生涯を描ききった書下ろし千八百枚、畢生の決定版評伝。

目次

剣から蘭学へ
ペリー来航で俄に遷転
長崎海軍伝習
太平洋往復
迂回から海軍へ戻る
共和横断派
閑居と再任
大政奉還から彰義隊戦争まで
静岡東京往復期
在官四年(海軍大輔就任から元老院議官辞任まで)
金と人の動き(西南戦争前夜)
『亡父帖』を作り留魂碑を建てた日々
還暦につづく年月
野から朝へ
『流芳遺墨』『追賛一話』セットと国会開設
日清戦争に反対
いよいよ「閥末」
海舟死去と十九世紀の終り

著作者プロフィール

松浦玲

( まつうら・れい )

昭和6年(1931)広島県生まれ。京都大学放学処分。立命館大学大学院修了。京都市史編纂所主幹、桃山学院大学教授などを経て、現在著述業。専門は日本近代の政治史、政治思想史。著書に、『勝海舟と幕末明治』(講談社)、『日本人にとって天皇とは何であったか』(辺境社)、『明治の海舟とアジア』(岩波書店)、『明治維新私論』(現代評論社)、『徳川慶喜〈増補版〉』(中公新書)、『幕末・京大坂 歴史の旅』(朝日選書)、『検証・龍馬伝説』(論創社)、『還暦以後』(ちくま文庫)、『新選組』『坂本龍馬』(岩波新書)、『勝海舟』(筑摩書房)他多数。

この本への感想

松浦氏のあらゆる資料を読み込み、照らし合わせて事実関係を洗い出していく研究方法によって書かれた本書は圧巻です。本書は当に勝海舟評伝の決定版!!


けっして勝海舟を盲信することなく長所と短所を見分け、短所を徹底的に洗い出し正していくことで、真の勝海舟の歩んできた道が見えてきて、またどんな思いで行動してきたのか
が明らかになってきた気がします。
そこには氏の勝海舟に対する、深い尊敬の念と愛情を感じました。

本書と合わせて他の氏の著書を併読すると益々、勝海舟の人間像と人生が立体的に見えてきますよ!

t・k

さん
update: 2010/10/20

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