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第1回 私のアンソロジー |
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6 これから
授業のことを科会で話すと、UさんとMさんから「面白そうだから、来年ぼくたちもやってみよう」と返事があった。ということで、国語科全員から心強い協賛が得られたから、まんざら独善的な一人よがりに陥っていることもないだろう。本校だけでなく他の高校に通用する普遍的な部分を持っているような気もする。予習ということにはもちろん使えそうだし、さらに別の授業展開への可能性を引き出すこともできそうである。
とりあえず、今年度も「わたしのアンソロジー」を続けてみよう。と、こんな気持ちになったのも次のような感想を読んだからだった。
「ぼくは最初この本を見たとき(めんどくせー)と思いました。しかし国語が前回赤点だったので、ちゃんとやっとこうと思いやりました。でも読んでいる内にけっこう本を読むのもおもしろいと思ってきて、けっきょく毎回ちゃんと授業を受けていた気がする。ぼくは高校三年生という今にきてやっと本のたのしさがわかったような気がした。これから、本当にひまなときは、本を読んでもいいと思う」
卒業したらトラックの運転手になるというN君、これから、ほんとうにひまなときは本を読んでください。 |
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