藤井淑禎
( ふじい・ひでただ )藤井 淑禎(ふじい・ひでただ):1950年生まれ。立教大学名誉教授。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は近現代日本文学・文化。著書『乱歩とモダン東京』(筑摩選書)、『純愛の精神誌』(新潮選書)、『清張 闘う作家』(ミネルヴァ書房)、『漱石文学全注釈――こころ』(若草書房)、『名作がくれた勇気』(平凡社)、『水上勉』(名古屋大学出版会)など。
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一九三〇年代の華やかなモダン東京を見事に描いて、読者の憧れをかきたてた江戸川乱歩。都市の魅力を盛り込み大衆の心をつかむ、その知られざる戦略を解明する。
通俗長編と『探偵小説四十年』
あこがれの文化アパート
帝都復興と昭和通り
京浜国道のカーチェイス
遊園地の時代―鶴見遊園と花月園
巨大ランドマークの迷路―国技館
プチホテルの愉楽
モダン文化住宅の新妻
大東京の郊外
“近代家族”の誕生
戦略としての土蔵
乱歩邸が乱歩のものとなるまで
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