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筑摩選書

中庸民主主義

——ミーノクラシーの政治思想

儒学とギリシア哲学に共通する中庸の政治哲学を現代に活かすべく「中庸民主主義」を提唱。元駐日韓国大使の政治学者が、分断の進む世界を変革する方策を考える。

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01747-5

Cコード

0331

整理番号

228

2022/03/15

判型

四六判

ページ数

224

解説

内容紹介

儒学とギリシア哲学に共通する中庸の政治哲学を現代に活かすべく「中庸民主主義」を提唱。元駐日韓国大使の政治学者が、分断の進む世界を変革する方策を考える。

目次

第1章 なぜ中庸政治なのか(問題意識と方法
中庸の概念)
第2章 古代中国の儒教政治思想と中庸(孔子の仁と中庸
孟子の仁義と中庸 ほか)
第3章 古代ギリシアのポリス政治思想と中庸(プラトンの正義、中庸、法
アリストテレスの中庸と政治体制)
終章 中庸と平和の政治体制(政治的判断の方法
政治指導者の資質 ほか)

著作者プロフィール

崔相龍

( ちぇ・さんよん )

1942年生まれ。韓国・慶州出身。高麗大学名誉教授。ソウル大卒業後、東大で国際政治学の博士号取得。ハーバード大客員教授、高麗大教授・アジア問題研究所長、韓国政治学会長、韓国平和学会長、韓日文化交流委員会副委員長、駐日韓国大使、成蹊大学教授などを歴任。著書『デモクラシーの未来――アジアとヨーロッパ』(共著、東京大学出版会、1993年)、『東アジア和解への道――歴史問題から地域安全保障へ』(共著、岩波書店、1996年)など。

小倉紀蔵

( おぐら・きぞう )

1959年東京生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。専門は東アジア哲学。著書『入門 朱子学と陽明学』『新しい論語』『朝鮮思想全史』(以上、ちくま新書)、『朱子学化する日本近代』『北朝鮮とは何か』(以上、藤原書店)、『創造する東アジア』『〈いのち〉は死なない』(以上、春秋社)、『心で知る、韓国』(岩波現代文庫)、『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)など。

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