山本栄二
( やまもと・えいじ )山本 栄二(やまもと・えいじ):1957年生まれ。創価大学法学部卒業。外務省入省後、ハーバード大学院(修士)に留学。国連代表部一等書記官、同公使、大臣官房審議官、トロント総領事、東ティモール、ブルネイ、国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当の特命全権大使などを歴任して、2021年退官。著書『北朝鮮外交回顧録』(ちくま新書)、『現代韓国の変化と展望』(論創社)など。
loading...
ウクライナ侵攻とガザ情勢の悪化以降、国連は機能不全に陥っている。国連は現在どうなっているのか。冷静沈着に国連の役割と限界を見据え、いま何ができるかを考えることが重要である。外交官として国連日本代表部に二度勤務した著者と、長年にわたり国連の理論的研究に携わってきた著者の二人が、現場での実務経験を縦糸に、研究者の体系的な理解と分析を横糸にして、国連の実像に迫る。初学者にも、学びなおす人にも、最先端の情勢と研究を知るために有益な画期的入門書。
【目次】
はじめに
序 章 国連の現在――機能不全のなかで
第1章 国連誕生――歴史を振り返る
第2章 国連の描く平和と安全保障構想
第3章 国連の現場から①――冷戦崩壊後、一九九二~一九九五年
第4章 国連の現場から②――9・11後、二〇〇一~二〇〇三年
第5章 北朝鮮の核・ミサイル開発と国連
第6章 ミャンマーと国連――クーデター以降
第7章 国連改革の行方
第8章 国連の課題と未来への展望――改革の三つの方向性
終 章 国連改革に向けて日本に求められるもの
おわりに
参考文献
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。