三島由紀夫
( みしま・ゆきお )(1925-1970)本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『反貞女大学』『命売ります』『私の遍歴時代』『文化防衛論』などがある。
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昭和32年7月から33年1月にかけて、アメリカをはじめ、メキシコ、ドミニコ、ハイチさらにはスペイン、ローマ、ギリシアを訪れた際の紀行文、見聞録、観劇記からなる「旅の絵本」。他に紀行文17本を加えておくる、まだまだ外国旅行の不自由だった時代の旅日記。
旅の絵本
遠視眼の旅人
日本の株価
南の果ての都へ
外遊日記
ニューヨークの溜息
ニューヨークぶらつ記
紐育レストラン案内
大統領選挙
口角の泡〔ほか〕
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