嵐山光三郎
( あらしやま・こうざぶろう )嵐山 光三郎(あらしやま・こうざぶろう):1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「下り坂」繁盛記』『不良定年』『ごはん通』『「世間」心得帖』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか !』『超訳 芭蕉百句』など著書多数。
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昭和20年代の終わり、東京・国立。テレビでは力道山が活躍し、最初のゴジラ映画が封切られた頃、愛書少年青井祐太は、テレビより映画より、本に耽溺していた。嵐のような読書欲、ふくらむ妄想。そんな祐太の家に、父親の戦友、ジョンが異様ないでたちで訪ねてきたことから、事件が次々と起こる…登場する本、100冊以上、本邦初の冒険読書小説。
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