内田百閒
( うちだ・ひゃっけん )1889-1971。岡山市の生まれ。本名は栄造。ペンネームは郷里の百閒川にちなむ。旧制六高在学中は俳句に親しむ。東大ドイツ文学科卒。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学等でドイツ語を教える。教師をやめたのち作家活動に入り、特異な幻想をつづった短編集「冥途」「旅順入城式」を発表。飄逸な「百鬼園随筆」によってひろく世に出た。借金術の大家で、鉄道好きとしても知られていた。
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十数年に及ぶ摩阿陀会を舞台にかつての生徒たちとの長年にわたる交流、自らの老いを軽妙に描く。摩阿陀会恒例の百(けん)先生ご挨拶は秀逸。
華甲の宴
摩阿陀会
華甲二年
無伴奏
門の柳
きょうの瀬
墓木拱ならず
第七回摩阿陀会
未だか十二年
摩阿陀十三年〔ほか〕
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