中条省平
( ちゅうじょう・しょうへい )1954(昭和29)年、神奈川県生まれ。学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。フランス文学?フ飜訳のほか、映画評論、マンガ評論など幅広く活躍。
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小説はなぜ面白いのか、「うまさ」のツボはどこにあるか、を天才教師が徹底解剖。効果的な書き出し、引用の生かし方、エッセイをどう小説に高めるか…etc.たとえば村上春樹の構成の「技」に納得し、無手勝流に見える深沢七郎の緻密な「計算」を発見し、サリンジャーの“矛盾した残酷さ”=「作家の視点」に戦慄する。小説家志望の人も、もっと小説を楽しみたい人も、必ず新しい発見があるはず。
作家以前の方々へ
書出しの基本的なパターン
構成に対する意識
物語の設定について
対象との距離を保つ
やってよいこと、やってはいけないこと
書きたいテーマにあったジャンル
物語をどう展開させ構築するか
メリーゴーラウンド方式
弁証法を活用する
エッセーが小説になる瞬間
時間のパースペクティヴについて
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