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ちくま文庫

田中小実昌エッセイ・コレクション 6

——自伝

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03880-7

Cコード

0195

整理番号

-41-6

2003/11/10

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

エッセイ・コレクションのしめくくりは「自伝」。呉で過ごした少年時代に始まり、戦争での苛酷な体験、終戦後のストリップ劇場での裏方仕事、それからテキヤの子分になって全国を回り、もぐりこんだ横田基地で米兵たちとおしゃべりしながら翻訳に手を染め、そして…。さまざまなキャリアを経ても、ちっとも変わらないコミさんの視線の妙。

目次

「なまけ者」の価値ある生涯
大正14年…
昭和12年…
昭和17年…
昭和19年…
こわかった看護婦
地獄船の隔離病室
コレラ患者も楽し
炊事係りに魅力
なにかが狂ってた?〔ほか〕

著作者プロフィール

田中小実昌

( たなか・こみまさ )

1925年東京生まれ。東京大学文学部哲学科中退。バーテン、香具師などを転々とする。J.H.チェイス、R.チャンドラー、C.ブラウンの名訳で知られる。「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で第81回直木賞、『ポロポロ』で第15回谷崎潤一郎賞を受賞。2000年2月アメリカで客死。

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