鈴木晶
( すずき・しょう )1952年東京生まれ。東京大学文学部露文科卒。現在、法政大学国際文化学部教授。専門は精神分析学、身体表現論。翻訳家、舞踊評論家としても活躍。著書に『知識ゼロからの精神分析入門』(幻冬舎)、『世界一おもしろい精神分析の本』(三笠書房)、『バレエ誕生』(新書館)、『バレエへの招待』(筑摩書房)、訳書に『愛するということ』(フロム、紀伊國屋書店)、『死ぬ瞬間』(キューブラー・ロス、中公文庫)、ほか多数。
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バレエには大きくいって二つの流れがあります。ストーリーや人間の感情を演劇的に踊りで表現しようとする流れと、純粋に「動き」としての美しさを追求しようとする流れと。クラシックから現代バレエまでの流れをきっちりと位置づけつつ、各作品の生まれた時代背景や、精神分析的な意味にも深くわけいっていく、思わず興奮のバレエ論。
1 現世と異界を繋ぐもの―近代バレエの誕生
2 自立するダンス―ロマンティックからクラシックへ
3 男たちの祝祭―バレエ・リュスという転換
4 ドラマのあるダンス―二十世紀バレエその1
5 ドラマではなく形を―二十世紀バレエその2
6 モダン・ダンスとバレエ―二十世紀バレエその3
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