宮川努
( みやがわ・つとむ )宮川 努(みやがわ・つとむ):1956年生まれ。学習院大学教授。東京大学経済学部卒業。一橋大学博士(経済学)。専門はマクロ経済学、国際マクロ経済学、日本経済論。著書に『日本経済の生産性革新』(日本経済新聞社)、『長期停滞の経済学』(東京大学出版会)、『インタンジブルズ・エコノミー――無形資産投資と日本の生産性向上』(共編、東京大学出版会)、『生産性とは何か――日本経済の活力を問いなおす』(ちくま新書)、『コロナショックの経済学』(編著、中央経済社)などがある。
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バブル崩壊後、日本経済が停滞を脱することができないのは、生産性向上をなおざりにしたからである。アベノミクスでも成長戦略は後回しにされ、日本は世界から取り残された。誤解されがちな「生産性」概念を経済学の観点から捉えなおし、その上で、市場の新陳代謝、既存企業による開発や多角化、経営能力の向上など、生産性向上策について最新のデータをもとに論じる。日本経済が活力を取り戻すための新たな方策を提言する。
序章 生産性はなぜ注目されるようになったのか
第1章 生産性の概念と日本経済
第2章 経済学における「生産性」
第3章 生産性を向上させる要因は何か
第4章 企業レベルの生産性向上
第5章 政府は生産性向上のために何ができるのか
第6章 日本経済が長期停滞を脱するには―アベノミクスを超えて
2024/10/07
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