猪野健治
( いの・けんじ )1933年滋賀県生まれ。新聞・雑誌の記者・編集者などを経て、フリージャーナリストとして活躍中。その間、日本ジャーナリスト専門学校専任講師・評議員を務め後進の育成にもあたった。やくざ、右翼、総会屋などをテーマにした分野においては先駆者的な存在であるとともに、いまも第一線で取材・執筆をつづけている。主な著書に『やくざと日本人』『三代目山口組』『やくざ外伝 柳川組二代目』『侠客の条件』『日本の右翼』(以上、ちくま文庫)、『山口組永続進化論』(だいわ文庫)などがある。
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右翼とは何か?危険なイメージのみが先行し、その実態や主張は報道されることが少ない。明治期から現在にいたる右翼運動の変遷をわかりやすく解説するとともに、頭山満、宮崎滔天、内田良平、北一輝から、赤尾敏、児玉誉士夫、野村秋介まで16人の思想家・運動家について紹介する。グローバリズムとナショナリズム、テロ、自衛隊、憲法…。激動のいまこそ読むべき一冊。
第1部 歴史と変遷(右翼の源流とは?
右翼と社会主義運動の衝突
昭和維新運動
敗戦と占領下の右翼
日米安保体制と右翼 ほか)
第2部 人物と思想(頭山満―大正‐昭和史の陰の支配者
宮崎滔天―アジア革命に賭けたロマンチスト
内田良平―ブラック・ドラゴンの盟主
北一輝―死刑を望んだ“魔王観音”
井上日召―“一殺多生論”の教祖 ほか)
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