バルベー・ドールヴィイ
( どーるヴぃい,ばるべー )1808-1889 フランスの小説家・批評家。ノルマンディ地方の生まれ。反時代的なダンディズム、貴族主義、カトリシズムの旗印を掲げて文壇に君臨、〈文学元帥〉と呼ばれた。世紀末デカダンス美学を体現した重厚華麗なバロック的文体の小説、攻撃的な記事などを残した。
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1,430
円978-4-480-42066-4
0197
-28-1
2005/03/09
文庫判
448
頁若い陸軍士官と高貴玲瓏たる美女アルベルトの秘密の逢瀬をまつ戦慄の結末、パリの〈植物園〉の檻の前で、獰猛な豹の鼻面をぴしりと黒手袋で打つ黒衣の女剣士オートクレールの凄絶な半生、みずから娼婦となってスペインの大貴族の夫に復讐を図る麗しき貴婦人シエラ=レオネ公爵夫人…。華麗なバロック的文体で描かれた六篇の数奇な物語を、魅力あふれる新訳でおくる。
深紅のカーテン
ドン・ジュアンの最も美しい恋
罪のなかの幸福
ホイスト勝負の札の裏側
無神論者の饗宴にて
ある女の復讐
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