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ちくま文庫

昭和史探索 一九ニ六-四五 2巻

統帥権干犯問題から国際連盟脱退。

選び抜いた史料と背景の時代状況を1年ごとに分析、書き下ろした解説で昭和史を探索するシリーズ。2巻は海軍軍縮条約・五・一五事件・国際連盟脱退ほか。

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42222-4

Cコード

0121

整理番号

-24-4

2007/01/10

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

名著『昭和史』の著者が長年の昭和史研究の中で選びだした史料と共に、歴史を動かした重大な事件の背景を探索する待望のシリーズ。数多くの史料の中から読みやすくかつ価値のある著作を厳選、抜粋。その背景にある時々の情勢、時代の空気について各年ごとに書き下ろしの解説を付する。第2巻はロンドン海軍軍縮条約、統帥権干犯問題、五・一五事件、満州国建国、国際連盟の脱退など、戦争への道すじが顕わになる昭和五年から八年を探索する。

目次

昭和五年から八年の大きな流れ
昭和五年(一九三〇)(世界大不況下の日本
ロンドン軍縮会議への三原則 ほか)
昭和六年(一九三一)(「三月事件」の策謀者
満州事変への道をひたすらに ほか)
昭和七年(一九三二)(上海事変もまた謀略であった
リットン調査団の来日 ほか)
昭和八年(一九三二)(国際連盟から脱退・栄光ある孤立
「瀧川事件」の敗北の意味 ほか)

著作者プロフィール

半藤一利

( はんどう・かずとし )

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫 新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

この本への感想

P63の加藤寛治の説明の中で、「ロンドン軍縮会議に随員として参加したが・・・」とありますが、参加しておりません。誤りと思います。
なお、ワシントン会議には海軍首席随員として参加しております。

横山 隆介

さん
update: 2007/02/05

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