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ちくま文庫

昭和史探索 一九ニ六-四五 5巻

「真珠湾の日」を迎えるまで

天皇の憂慮も空しく三国同盟が結ばれ、必死の和平工作も功を奏さず「真珠湾の日」を迎える昭和十五―十六年を詳細に探索する第5巻。

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42225-5

Cコード

0121

整理番号

-24-7

2007/04/10

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

名著『昭和史』の著者が長年の昭和史研究の中で選びだした史料と共に、歴史を動かした重大な事件の背景を探索する待望のシリーズ。数多くの史料の中から読者に読みやすくかつ価値のある著作を厳選、抜粋。その背景にある時々の情勢、時代の空気を一年ごとに分析した書き下ろしの解説を付す。斎藤隆夫の反戦演説も、天皇の憂慮も空しく三国同盟が締結され、必死の和平工作も功を奏さず遂に「真珠湾の日」を迎える昭和十五‐十六年を詳細に探索する第5巻。

目次

昭和十五年から十六年の大きな流れ
昭和十五年(一九四〇)(米内内閣と斎藤隆夫の反戦演説
「ぜいたくは敵だ」「バスに乗り遅れるな」
「欲纂怪」という化物?
北部仏印進駐の統帥違反 ほか)
昭和十六年(一九四一)(「戦陣訓」の大いなる禍根
松岡外相とスターリンの駆け引き
せっかくの「日米諒解案」も水の泡に
南部仏印進駐のもたらしたもの ほか)

著作者プロフィール

半藤一利

( はんどう・かずとし )

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫 新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

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