イタロ・カルヴィーノ
( かるヴぃーの,いたろ )(1923-85)イタリアの作家。キューバで生まれ、北イタリアで育つ。43年、反ファシズムのパルチザンに身を投じる。それが彼の文学的出発点となり、47年に発表した『くもの巣の小道』は、ネオ・レアリズム小説の傑作と絶賛される。著書に『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』『見えない都市』『冬の夜ひとりの旅人が』などがある。
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円978-4-480-42292-7
0197
-25-2
2006/12/06
文庫判
288
頁少年ピンが加わったパルチザン部隊は、“愛すべきおちこぼれ”たちのふきだまりだった。普段、酒や女で頭がいっぱいの彼らが「死」をもってあがなおうとしているのは何なのだろう。なんとも嫌らしくて、不可解な大人たちである。パルチザンの行動と生活を少年の目を通して寓話的に描く。奇想天外な現代小説の鬼才・カルヴィーノの文学的原点の傑作。
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