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ちくま文庫

「読み」の整理学

リーディングの新しい地平をひらく

読み方には、既知を読むアルファ(おかゆ)読みと、未知を読むベータ(スルメ)読みがある。リーディングの新しい地平を開く目からウロコの一冊。

定価

616

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42380-1

Cコード

0195

整理番号

-1-3

2007/10/10

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

取扱説明書や役所へ提出する書類を読んで、何がなんだか分からない、という経験はないだろうか?自分の知らないこと、未経験の内容の文章は読むのは難しい、それに比べ、知っていることが書かれている文章は簡単に読める。実は読み方には二種類あるのだ。論文など未知を読むベーター読みと既知を読むアルファー読み。頭脳を刺激し、読書世界を広げるベーター読みを身につける方法とは?リーディングの新しい地平をひらく書。

目次

序章(未知が読めるか
マニュアルがこわい
論語読みの論語)
第1章(わかりやすさの信仰
スポーツ記事
自己中心の「加工」
音読)
第2章(教科書の憂鬱
裏口読者
批評の文章
悪文の効用)
第3章(アリファー読み・ベーター読み
幼児のことば
二つのことば
切り換え
虚構の理解
素読
読書百遍)
第4章(古典と外国語
寺田寅彦
耳で読む
古典化
読みと創造
認知と洞察)

著作者プロフィール

外山滋比古

( とやま・しげひこ )

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923-2020年。愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。40年以上にわたり学生、ビジネスマンなどを中心に圧倒的な支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(筑摩書房)他、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

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