森まゆみ
( もり・まゆみ )一九五四年東京生まれ。八四年「谷中・根津・千駄木」創刊。地域史研究、文化財保存に尽力し、各新聞書評委員、文化庁文化審議会委員など歴任。日本ナショナルトラスト理事。近著に『千駄木の漱石』(ちくま文庫)、『子規の音』(新潮社)、『暗い時代の人々』(亜紀書房)、『「青鞜」の冒険――女が集まって雑誌をつくるということ』(集英社文庫)、『環境と経済がまわる、森の国ドイツ』(晶文社)など多数。
loading...
「おれの心臓を悪くするのはいつもお前だ」と嘆く父で思い出すのは「七つの子」であり「スーダラ節」。歌謡曲は下品だという母が口ずさんでいたのは「水色のワルツ」。感動的だったお湯をかけて食べるラーメンの出現、テレビ、洗濯機の登場。町に流れていた歌と共に、時代の手ざわり・空気、人々の暮らしがフラッシュバックする昭和30~40年代の東京アルバム。
七つの子
水色のワルツ
スーダラ節
アカシアの雨がやむとき
潮来花嫁さん
銀座の恋の物語
君の名は
月がとっても青いから
テネシー・ワルツ
明星とエースコックの即席ラーメン〔ほか〕
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。