井上章一
( いのうえ・しょういち )1955年京都生。京都大学工学部建築学科卒業。評論家。現在、国際日本文化研究センター勤務。専攻は文化史、建築史、意匠論。主な著書に『霊柩車の誕生』(朝日新聞社)、『つくられた桂離宮神話』(弘文堂、講談社学術文庫、サントリー学芸賞)、『美人論』(朝日文芸文庫)、『狂気と王権』(紀伊國屋書店、講談社学術文庫)、『南蛮幻想』(文藝春秋、芸術選奨文部大臣賞)、『「あと一球っ!」の精神史』(太田出版)など多数。
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勝っても負けても甲子園を取り巻く空気は熱い。なにが阪神ファンをおどらせているのか。阪神への幻想はいつどのようにしてつくられてきたのか。気鋭の批評家であり熱烈な阪神ファンでもある著者が、その正体を歴史的につきとめようとし、独自の視点から浮かびあがらせた愛すべき関西球団の知られざる真実と伝説。知的興奮にみちた野球文化史の好著。
第1章 阪急、南海、そして阪神
第2章 ひきさかれた球団
第3章 プロ野球創世記
第4章 阪神をそだてたもの
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