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ちくま文庫

つげ義春コレクション 近所の景色/無能の人

貧乏が切なく心地よい つげ義春が描く駄目人生

マンガ家として行き詰った「私」は、多摩川で石屋を始める。売れないマンガ家の無為の日々を描いた「無能の人」など10篇。 【解説: 一条さゆり 】

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42544-7

Cコード

0179

整理番号

-14-4

2009/01/07

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

マンガ家として行き詰まった「私」は、中古カメラ業、古物業にも失敗し、多摩川で石屋を始める。売れないマンガ家の無為の日々を描いた連作“石屋シリーズ”『無能の人』など10篇を収録。

目次

魚石
近所の景色
散歩の日々
ある無名作家
石を売る
無能の人
鳥師
探石行
カメラを売る
蒸発

著作者プロフィール

つげ義春

( つげ・よしはる )

つげ 義春(つげ・よしはる):1937年、東京葛飾生まれ。子供のころからいくつものアルバイトを経験し、小学校卒業とともにメッキ工場に勤める。その後職を変わりながら、職業としてマンガ家をめざし、1955年に単行本『白面夜叉』で本格デビュー。貸本マンガや子供向け雑誌で活躍。1965年から『ガロ』に作品を発表し、注目を集める。独特な作風で知られ、寡作ながら版を変えて作品集が刊行され続けている。映画化作品に「無能の人」「ゲンセンカン主人」「蒸発旅日記」などがある。著書に『つげ義春の温泉』『つげ義春コレクション』『つげ義春流れ雲旅』『貧困旅行記』『ねじ式 紅い花 漫画アクション版 つげ義春カラー作品集』など多数がある。

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