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ちくま文庫

君は永遠にそいつらより若い

芥川賞作家の 鮮烈なデビュー作!

22歳処女。いや「女の童貞」と呼んでほしい――日常の底に潜むうっすらとした悪意を独特の筆致で描く第21回太宰治賞受作。  【解説: 松浦理英子 】

第21回太宰治賞

定価

638

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42612-3

Cコード

0193

整理番号

-16-1

2009/05/11

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

大学卒業を間近に控え、就職も決まり、単位もばっちり。ある意味、手持ちぶさたな日々を送る主人公ホリガイは、身長175センチ、22歳、処女。バイトと学校と下宿を行き来し、友人とぐだぐだした日常をすごしている。そして、ふとした拍子に、そんな日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。第21回太宰治賞受賞作にして、芥川賞作家の鮮烈なデビュー作。

著作者プロフィール

津村記久子

( つむら・きくこ )

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、2020年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。ほかに『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』など多数。

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