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ちくま文庫

ブダペストの古本屋

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42613-0

Cコード

0195

整理番号

-20-1

2009/06/10

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

著者は、マイナーな分野の専門家としての独特な視点から東欧・中欧文化を研究し、ユニークな業績を遺した。しかもそれにとどまらず、豊かな趣味人であり無類の愛書家・古書好きでもあった。研究の合間に書き綴ったエッセイの中から、戦前のハンガリーでの留学体験や長い研究生活の間に出会った人々や書物、ヨーロッパの古書店などについて自在に語ったエッセイ集。

目次

モルナールと「リリオム」
モルナールについて
「リリオム」の俳優たち
鴎外とハンガリー作家
ハンガリー随想
ハンガリー史点描―映画「密告の砦」の歴史的背景
ブダペストの古本屋
古書の旅
ヨーロッパの古書店めぐり
東欧の古書店再訪〔ほか〕

著作者プロフィール

徳永康元

( とくなが・やすもと )

1912~2003年。東京・小石川生まれ。東京帝国大学文学部(言語学科)卒業。ブダペスト大学留学。文部省民族研究所助手、東京外国語大学教授、アジア・アフリカ言語文化研究所所長、関西外国語大学教授を歴任。東京外国語大学名誉教授、関西外国語大学名誉教授。主な著書に『ブダペスト回想』(恒文社)、『黒い風呂敷』(日本古書通信社)、『ブダペスト日記』(新宿書房)、訳書としてモルナール・フェレンツ『リリオム』(岩波文庫)、同『パール街の少年たち』(講談社)、バラージュ・ベーラ『ほんとうの空色』(岩波少年文庫)などがある。

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