loading...

ちくま文庫

鈴木清順エッセイ・コレクション

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42747-2

Cコード

0174

整理番号

-20-1

2010/08/09

判型

文庫判

ページ数

496

解説

内容紹介

耽美的な映像を追求した映画監督鈴木清順は、達観したエッセイの名手でもあった。大正時代の空気を吸い込み、戦時下の暴力によって鍛造されたその洞察は、生きることの悦びも哀しみも透徹した。桜の無常に感嘆し、理論には舌うちをする虚無的な精神が、虚と実のあわいを絶妙にすくいとっていく。ノスタルジアと諦念と意地が結合し、粋を体現した随筆の精髄。

目次

ゆきあめかぜ
日記から
縄張り
犬の顔をした水鬼
路地は相変わらず静かだった…
生れたとしが大震災
東京語と地方語

あだ花
洋パンと『野良犬』と自動小銃〔ほか〕

著作者プロフィール

鈴木清順

( すずき・せいじゅん )

1923年東京生まれ。旧制弘前高校に入学後、43年に二等兵として陸軍に入隊。南方戦線で生死をさまよう。終戦後に復学し、48年に松竹大船撮影所に入社。54年に日活へ移り、『けんかえれじい』(1966年)、『殺しの烙印』(1967年)などを発表。68年、日活から一方的に解雇を宣告され、告訴。10年の沈黙を破り、77年に『悲愁物語』を公開。以後、『ツィゴイネルワイゼン』(1980年)、『陽炎座』(1981年)、『夢二』(1991年)などを次々と発表。2001年に勲四等旭日小綬章を受ける。

四方田犬彦

( よもた・いぬひこ )

四方田 犬彦(よもた・いぬひこ):1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人。著作に『見ることの塩』(河出文庫)、翻訳に『パゾリーニ詩集』(みすず書房)がある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま文庫」でいま人気の本

いま話題の本