吉田秀和
( よしだ・ひでかず )1913年9月23日、日本橋生れ。東京大学仏文科卒。現在、水戸芸術館館長。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。著書多数。
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明晰な審美の耳と眼をもって西欧芸術の深部に迫る旅の記録。著者の人生を照らし続けてきた音楽を、慈しみをこめたまなざしで語る珠玉のエセー『音楽の光と翳』を併収。
音楽の旅・絵の旅(プロローグ フランクフルト
「かくて、ついにバイロイトに」
ナショナル・ギャラリーにて
ヴァーグナーのトポロジー
『指環』のアクチュアリティ ほか)
音楽の光と翳(春の想い
ジークフリート
ヘンデルと力士
魔法の乗物
雨の歌声 ほか)
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