アントン・チェーホフ
( ちぇーほふ,あんとん )19世紀末から20世紀初めにかけて活躍したロシアの代表的作家。ロシアの各層の人びとを広く、きめこまかに描いた多彩な小説は、時代を超えて世界中の人びとに愛され、そのドラマやヴォードヴィルは、世界の演劇界で今なお上演されつづけている。「シベリアの旅」「サハリン島」のドキュメント類も名高い。
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990
円978-4-480-42788-5
0197
-5-14
2010/12/08
文庫判
416
頁緑故と賄賂をフルに使い求職活動に奔走する若者、観劇・サロンに忙しい妻と酒代すらなく人生に幻滅する夫、結婚熱望者のための極秘マニュアル、妻を手なづける法―。庶民の生活に向けられた若いチェーホフの視線は、憤りとあきらめ、そのすき間にやどる小さな喜び、など人々の心の機微を鋭く捉える。「広告」「おとぎ話」などの本邦初訳を含めすべて新訳で贈る、ブラックユーモア溢れる50篇。
ニーノチカ―恋物語
十年ないし十五年後の結婚
結婚熱望者のための手引―極秘
幸福者
わたしの記念日
エジソンとわたしの対話―本誌特派員報告
暗い夜
辻馬車屋
世間には見えない涙―物語
雁のおしゃべり
勘定ずくの結婚―二部よりなる小説
恐怖の一夜
職務についての意見
どっちもどっち
雑魚
祭日の寄進―ある田舎者の手記から
すばらしいかな人生!―自殺を企てる人たちのために
ソコーリニキ公園の遊歩道で
モヒカン族の最後の女
よもやま話
トレドの破戒者―スペイン語から訳出
神経のたかぶり
一段上へ
知識階級のたわけ者―ある小景
仮病病みの群れ
薬局で
迷える羊たち
広告
一家の父親
村長―ある小景
壁
結婚シーズンに―ある仲介業者の手帳から
異国で
七面鳥―ささやかな誤解
コントラバスとフルート―ある小景
舞踏会の雇われ楽師
求職
大物
結末のない話―ある小景
郵便局長とわたしの対話
深山烏
グリーシャ
奥さま族
男友だち
おとぎ話
全寮制女学校で
余計物たち
物騒な客
おまえとあなた―ある小景
郵便馬車
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