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ちくま文庫

魚影の群れ

自然と対峙する人びとの 姿を精密に描いた作品集

津軽海峡を舞台に、老練なマグロ漁師の孤絶の姿を描く表題作他、自然と対峙する人間たちが登場する傑作短篇四作を収録。 【解説: 栗原正哉 】

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42871-4

Cコード

0193

整理番号

-1-8

2011/09/07

判型

文庫判

ページ数

336

解説

内容紹介

津軽海峡を舞台に、老練なマグロ釣りの孤絶の姿を描く表題作。四国に異常発生した鼠と人間との凄絶な闘いの記録「海の鼠」。名人気質の長良川の鵜匠の苦渋を描く「鵜」など動物を仲立ちとして自然と対峙する人びとの姿を精密に描いた傑作小説四篇を収録した作品集。

目次

海の鼠
蝸牛

魚影の群れ

著作者プロフィール

吉村昭

( よしむら・あきら )

(1927-2006)東京生まれ。学習院大学中退。1966年、『星への旅』により太宰治賞受賞。73年『戦艦武蔵』『関東大震災』などにより菊池寛賞受賞。87年日本芸術院賞受賞、97年より日本芸術院会員。主著に『ふぉん・しいほるとの娘』(吉川英治文学賞)、『破獄』(読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞)、『冷い夏、熱い夏』(毎日芸術賞)、『天狗争乱』(大佛次郎賞)など。

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