野口晴哉
( のぐち・はるちか )「社団法人整体協会」創設者。1911(明治44)年東京生まれ。17歳で「自然健康保持会」を設立。整体操法制定委員会を設立し、療術界で中心的役割を果たす。しかし治療を捨て、1956(昭和31)年文部省体育局より認可を受け「社団法人整体協会」を設立し、整体法に立脚した体育的教育活動に専念する。1976(昭和51)年没。主な著書に本書のほか、『整体入門』(ちくま文庫)、『体癖1、2』『育児の本』『躾の時期』(株式会社全生社発行)等がある。
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「体癖」とは、整体の基本的な体の見方である。人間の体を、その体の構造や感受性の方向によって12種5類のタイプに分ける。著者は「体癖は血よりも濃い」と言うように、親子と言えど行動や考え方が全く違うことが多々ある。個性を追究した本書は、万人は皆個人であること、心身の健康も個性に立脚していることを教えてくれる。まさに人間観察の書である。
体癖論(人間における自然ということ
平衡要求の二方向
体癖の運動系現象―体運動習性)
体癖各論(上下型―一種、二種体癖
左右型―三種、四種体癖
前後型―五種、六種体癖
捻れ型―七種、八種体癖 ほか)
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