小山清
( こやま・きよし )小山 清(こやま・きよし):1911-63年。作家。東京浅草の生まれ。新聞配達などの職に就いたのち、1940年に太宰治を訪ね、以降師事する。太宰の死後、作家に。著書に『落穂拾い』『犬の生活』『小さな町』『日日の麺麭』など。
loading...
「仄聞するところによると、ある老詩人が長い歳月をかけて執筆している日記は嘘の日記だそうである。僕はその話を聞いて、その人の孤独にふれる思いがした」(落穂拾い)明治の匂いの残る浅草に育ち、純粋無比の作品を遺して短い生涯を終えた小山清。不遇をかこちながら、心あたたまる作品を書き続けた作家の代表作を文庫化。いまなお新しい、清らかな祈りのような作品集。
落穂拾い(わが師への書
聖アンデルセン
落穂拾い
夕張の宿
朴歯の下駄
安い頭
桜林)
犬の生活(犬の生活
早春
前途なお
西隣塾記
生い立ちの記
遁走
その人
メフィスト)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。