加藤泰
( かとう・たい )1916年神戸生れ。1985年没。60-70年代に『明治侠客伝 三代目襲名』『沓掛時次郎 遊一匹』『緋牡丹博徒 花札勝負』『緋牡丹博徒 お竜参上』など“東映任映画”の頂点をなす監督作品を発表。著書に『映画監督山中貞雄』(キネマ旬報社)などがある。
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時代劇や任侠映画で映像美の頂点を極めた名匠・加藤泰。『明治侠客伝三代目襲名』『瞼の母』『緋牡丹博徒お竜参上』『日本侠花伝』など、残された作品は今も鮮烈な輝きを放っている。その創作の背景にあったものとは?敬愛する伊藤大輔、山中貞雄の映画や、自作の撮影現場のことを語った講演・エッセイを選りすぐる。リュミエール叢書版を増補した決定版。
1 講演・インタビュー・問答(僕の橋
“自分の映画”をこしらえる
自分の目で映画を見る
伊藤大輔の初期作品―『興亡新選組』を中心に
夢二と武蔵のどこが面白いか ほか)
2 エッセイ(そのころ私は…『瞼の母』『大江戸の侠児』の思い出
日記から
ローアングルのキャメラアイ)
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