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ちくま文庫

暗黒事件

——バルザック・コレクション

超弩級の感動が胸に迫る バルザック歴史小説の白眉

フランス帝政下、貴族の名家を襲う陰謀の闇―凛然と挑む美姫を軸に、獅子奮迅する従僕、冷酷無残の密偵、皇帝ナポレオンも絡む歴史小説の白眉。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43163-9

Cコード

0197

整理番号

-19-5

2014/06/10

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

傑作ぞろいの「人間喜劇」からセレクトする3冊のコレクション、第3回。ナポレオンが戦争を拡大してゆく19世紀初頭のフランスを舞台に、貴族の名家を突如襲った陰謀の闇が描かれる。バルザック最高のヒロイン、サン=シーニュ嬢を軸に、英雄的な従僕ミシュ、冷酷無残な密偵コランタン、若き弁護士グランヴィル、さらにナポレオンやフーシェも登場する歴史小説の白眉。

著作者プロフィール

バルザック

( ばるざっく )

1799年トゥールに生まれ、パリ大学法学部を出て、法律事務所も経験、大衆小説から出発し、出版、印刷、活字鋳造とすべてに失敗。1829年歴史小説『ふくろう党』で再出発。以後20年にわたって復古王政、7月王政下のブルジョワ社会を活写する『人間喜劇』約90篇を執筆。1850年パリの自宅で没。

柏木隆雄

( かしわぎ・たかお )

1944年生まれ。大手前大学学長。フランス19世紀文学、比較文学。著書に『イメージの狩人─評伝ジュール・ルナール』(臨川書店)、『謎とき「人間喜劇」』(ちくま学芸文庫)。

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