A・E・コッパード
( こっぱーど )(1878─1957)イギリスの作家・詩人。ケント州の港町に生まれ、様々な職を転々とした後、短篇や詩の執筆を始める。第一作品集『アダムとイヴとツネッテ』(1921)は高く評価され、短篇小説の名手として人気を博した。
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日常の裏側にひそむ神秘と怪奇を淡々とした筆致で描く、英国短篇作家コッパードの詩情あふれる珠玉の短篇集。評価の高い西崎訳に新訳1編を追加。
968
円978-4-480-43207-0
0197
-48-1
2014/09/10
文庫判
288
頁虎の皮を被ってライオンと戦うはめになった男が、見世物の檻の中で出会ったのは…。ユーモラスな展開の中に人生の深淵を垣間見る「銀色のサーカス」、母の乳房、脈打つ心臓、鼠取り、砕かれた手…。精緻で謎めいたイメージが交錯する「アラベスク―鼠」、電信柱と柳の木の奇妙な恋物語「若く美しい柳」など、日常の裏側にひそむ神秘と怪奇、啓示と奇蹟を詩情ゆたかに描くコッパードの珠玉の短篇集。
銀色のサーカス
郵便局と蛇
うすのろサイモン
若く美しい柳
辛子の野原
ポリー・モーガン
アラベスク―鼠
王女と太鼓
幼子は迷いけり
シオンへの行進
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