呉智英
( くれ・ともふさ )1946年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。マンガ評論、知識人論などの分野で執筆活動を展開。主な著書に、『封建主義者かく語りき』『バカにつける薬』『言葉の常備薬』『賢者の誘惑』『健全なる精神』(以上、双葉文庫)、『ホントの話』(小学館文庫)、『マンガ狂につける薬 二天一流篇』(メディアファクトリー)、『つぎはぎ仏教入門』『吉本隆明という「共同幻想」』(以上、筑摩書房)などがある。
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人類史の中で、はじめて登場した思想家の一人、孔子。その言行録が、論語である。東アジアの思想の源流を辿っていけば、この論語に突き当たる。本当はめっぽう面白いのに、退屈だと今なお誤解されている。現代人にとっての面白さを最優先し、全500章の中から50章を精選。孔子の使命感とその挫折、苦闘を原文に即して紹介していく。新たな索引を付した、現代人のための論語入門の決定版である。
変革者 孔子
文化を継承する者
目覚めた者
徳治という難問
詩と人性
文化の出発点としての詩
「淫」と恋歌
現実的な選択
節操と現実感覚
妖艶なる謁見〔ほか〕
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