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ちくま文庫

吉本隆明という「共同幻想」

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43392-3

Cコード

0110

整理番号

-27-3

2016/10/06

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

吉本隆明は戦後最大の思想家!?「学生反乱の時代」には熱狂的な読者を生み、多くの言論人が影響を受けた。だが、彼ら彼女らは吉本思想を「正しく」読み取っていただろうか?「マチウ書試論」、転向論、「大衆の原像」論、『言語にとって美とはなにか』、『共同幻想論』など難解な吉本思想の核心を衝き、特異な読まれ方の真実を説く。補論「吉本隆明に見る“信”の構造」を収録した増補決定版!

目次

序章 「吉本隆明って、そんなに偉いんですか?」
第1章 評論という行為
第2章 転向論
第3章 「大衆の原像」論
第4章 『言語にとって美とはなにか』
第5章 『共同幻想論』
第6章 迷走する吉本、老醜の吉本
終章 「吉本隆明って、どこが偉いんですか?」
補論 吉本隆明に見る「“信”の構造」

著作者プロフィール

呉智英

( くれ・ともふさ )

1946年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。マンガ評論、知識人論などの分野で執筆活動を展開。主な著書に、『封建主義者かく語りき』『バカにつける薬』『言葉の常備薬』『賢者の誘惑』『健全なる精神』(以上、双葉文庫)、『ホントの話』(小学館文庫)、『マンガ狂につける薬 二天一流篇』(メディアファクトリー)、『つぎはぎ仏教入門』『吉本隆明という「共同幻想」』(以上、筑摩書房)などがある。

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